ワッキーの登山ブログ

奥日光の紅葉ハイキング~小田代ヶ原・西ノ湖・千手ヶ浜(2020年10月)

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千手ヶ浜。中禅寺湖と男体山の景観が素晴らしかったです。

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小田代ヶ原。写真中央に見える白いシラカバは「小田代ヶ原の貴婦人」と呼ばれています。

<日にち>
2020年10月25日(日)

<天気>
晴れ時々曇り

<コース>
赤沼駐車場(6:35)⇒小田代ヶ原(8:20-8:30)⇒【バス】⇒西ノ湖入口(8:40)⇒西ノ湖(9:10-9:20)⇒千手ヶ浜(10:10-11:25)⇒竜頭ノ滝(13:00)⇒【バス】⇒赤沼駐車場
6時間25分(休憩:約2時間)


2020年10月25日、奥日光の小田代ヶ原(おだしろがはら)・西ノ湖(さいのこ)・千手ヶ浜(せんじゅがはま)に行ってきました。

奥日光の紅葉前線は10月上旬~11月上旬にかけてやってきて、中禅寺湖周辺では10月中旬~下旬に紅葉が見頃になります(竜頭ノ滝はやや早め)。

奥日光は過去に何度も訪れている場所である一方、紅葉シーズンはまだ行ったことがなかったので、今回は湿原や中禅寺湖畔などを歩くコースをとり、紅葉狩りを楽しみました。

当日は帰りの渋滞に巻き込まれてしまいましたが、紅葉はどこも見ごたえがあり、奥日光の美しい景観を心ゆくまで満喫できた山行でした。

↓クリックすると拡大します。
奥日光_地図
 
10月25日(日)

東北道・いろは坂を走り、出発地点の赤沼駐車場(無料・トイレ有)へ。5:30頃に到着した時には8割ほどの駐車。他の駐車場も夜明け前後にもかかわらず、多くの車が止まっていました。
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紅葉シーズンは低公害バスが運行されていて、赤沼駐車場から小田代ヶ原・西ノ湖・千手ヶ浜にアクセスすることが可能です(マイカーは通行不可)。この日は早朝便もあり、早朝から多くの乗客。ただ、新型コロナの感染対策で乗車人数が制限されていて、バスに乗れなかった人も見られました。
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【6:35】トイレを済ませて出発。まずは小田代歩道を歩いて小田代ヶ原へ。
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赤沼駐車場~小田代ヶ原の紅葉はピーク過ぎ。カラマツ以外はすでに見頃終了となっていて、晩秋の雰囲気が漂っていました。静寂に包まれていて、とても気分が落ち着く道でした。
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朝日に輝くカラマツの黄葉。
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【7:20】鹿よけゲートを通ると木道になり、ここから小田代ヶ原のエリアになります。小田代ヶ原の周りを1周できるようになっており、今回は反時計回りに歩きました。
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場所によっては、木道に霜が降りていて滑りやすかったです。日が当たっていないと本当に寒い(泣)。
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朝は雲が多かったものの、カラマツの黄葉に日光の山々が一望できるロケーションが良いですね。写真中央に1本だけ見える白いシラカバが美しく、「小田代ヶ原の貴婦人」と呼ばれています。
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「小田代ヶ原の貴婦人」をアップで。今まで小田代ヶ原はマイナーなスポットだと思っていましたが、全然そんなことはなかったです。当日は多くの写真家が小田代ヶ原に来ており、人気スポットであることを実感。
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【8:40】小田代ヶ原から低公害バスに乗車し、西ノ湖入口で下車。ここから西ノ湖まで20分~30分ほど歩きます。
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平坦な道ですので全然きつくなく、カラマツ林がとても綺麗で気分良く歩けます。鹿や熊に樹木が剥皮されないよう、白いテープが巻かれている木の幹もありました。
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所々で赤いカエデも見られました。全体的には赤よりも黄色の紅葉が多い印象。
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【9:10】西ノ湖に到着。中禅寺湖の西側に位置する小さな湖で、周囲の山々の紅葉がちょうど見頃でした。新緑シーズンも綺麗に見えるのではないでしょうか。
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昔は中禅寺湖の一部だったようです。当日はそれほど混雑しておらず、落ち着いて紅葉と湖を観賞できるスポットでした。
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西ノ湖で少し休憩した後は、千手の森歩道を30分ほど歩いて千手ヶ浜へ。ミズナラやブナなど原生林の中を歩く平坦な道で、快適に歩けました。
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千手ヶ浜バス停。低公害バスの終点で、綺麗なトイレもあります。
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【10:10】バス停から数分歩いて千手ヶ浜に到着。季節によっては菖蒲ヶ浜~千手ヶ浜で遊覧船が運行するため、船着場が設置されています。また、赤沼駐車場からここまでマイカーは規制されていますが、自転車なら通行可能です。
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千手ヶ浜はその名の通り砂浜になっていて、中禅寺湖と男体山の景色が広がっています。この日の中禅寺湖は大変綺麗で、透明度の高さに驚き。ずっと見ていられる絶景でした。
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千手ヶ浜はクリンソウ(見頃は6月)の群生地として有名ですが、紅葉シーズンもオススメ。中禅寺湖のほとりは赤い紅葉が多かったです。
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【11:25】千手ヶ浜で昼飯をとった後は、ゴールの竜頭ノ滝へ。中禅寺湖畔に沿って歩く道なので、平坦かと思いきや意外とアップダウンがあって、道もトラバースするようなところが多いです。柵などで整備はされていますが、砂浜を歩くようなコースではなく、ほぼ山道でした。
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柵が無いところもあるので油断は禁物。竜頭ノ滝までそこそこ長いので、体力に自信がなければ、千手ヶ浜から低公害バスで戻ったほうが良いです。
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千手ヶ浜~竜頭ノ滝の区間も紅葉が綺麗で、写真を撮ってばかりでなかなか進まなかった。
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赤岩付近はツツジの赤い紅葉が多かったです。天気が良ければもっと綺麗に見えるはずで、昼頃に曇ってしまったのが残念。
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案内板によると、ツツジは尾根や滝の周りなど、岩が多く、乾燥しやすいところによく生えるとのこと。
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【13:00】竜頭ノ滝(臨時駐車場)に到着してハイキング終了です。通常の駐車場は満車である一方、臨時駐車場はまだ余裕がありました。
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竜頭ノ滝は奥日光の代表的な紅葉スポット。この日は順番待ちの列がすごかったです(汗)。並んでまで撮影したいとは思わなかったので、並ばずに撮影できる滝上部の方へ。紅葉はピーク過ぎだけど、まだ見頃といった感じでした。
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竜頭の滝上部からバスに乗車し、赤沼駐車場へ戻って車を回収。帰りは渋滞にがっつり巻き込まれました。華厳ノ滝の駐車場で満車による順番待ちがあって、そこを先頭に竜頭ノ滝付近まで渋滞が発生。さらに東北道の事故渋滞も発生しており、なかなかの酷さでした。

このように渋滞に巻き込まれる可能性が高いのが難点ですが、奥日光の紅葉はとても見ごたえがあって、山・湿原・湖・滝の紅葉はどれも素晴らしいものでした。個人的には千手ヶ浜の景色が最も印象に残り、クリンソウが咲く時期に再訪したいと思いました。
 
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